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こんにちは。
いも次郎です。
今回もいも次郎が米国株投資を始めるにあたって勉強のため読んだ書籍を紹介いたします。
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Table of Contents
手に取ったきっかけ
今回紹介するのは村上世彰著の「村上世彰、高校生に投資を教える。」(角川書店)です。
学生や若い方はご存じない方もいるかもしれませんが、あの「村上ファンド」の代表であった村上世彰氏の著書です。
村上世彰氏、また彼が代表であった村上ファンドは「もの言う株主」として名を馳せ、堀江貴文氏がニッポン放送株を取得しフジサンケイグループを買収しようした時に(ニッポン放送の筆頭株主として)一躍有名になりました。
いも次郎は当時学生だったんですが、メディア等で「守銭奴だぁ」とか「ハゲタカだぁ」とかボロカス言われていたイメージが強く、いも次郎もそうなのかなぁと思っていました。
特に村上氏が「お金儲けは悪いことですか?」と記者会見で仰っていたのはとても印象的で、学生だったいも次郎には「汚い大人」と映ったのを覚えています。
本屋でこの本を見た時も「お金の儲け方を延々書いてるのかなぁ」ということを想像していました。
まぁでも実際株式投資で名をあげた方の書籍なので、参考になるかなと思い読んでみました。
内容紹介
N高(ドワンゴの通信制高校)の投資部の特別顧問として、筆者が高校生に「株式投資」のイロハを教えていたようですが、その内容を書籍にまとめているという感じです。
投資初心者の高校生に教えるということで、かなり分かりやすく書かれています。
著者の投資スタイルは割安株を中長期で保有する「バリュー株投資」で、この投資スタイルを勧めています。(よって、デイトレのテクニック等は書いていません)
なので財務諸表やPER、ROE等のデータの読み方も解説してくれています。
しかし僕はこの本の価値は「この指標を見よう」であったり「こうやって情報」を取ろう的な「テクニック論」よりも、「投資哲学であったり考え方、お金とリスクの正しい使い方」にあると思います。
もちろん「テクニック論」もとても参考になります。
しかし、筆者の投資哲学はかなり目が鱗でした。
なぜ投資をするのか、なぜ「もの言う」のか、どうやってリスクと向き合うのか、、、
テクニック論の書籍は数多がありますが、この書は投資の哲学・考え方・向き合い方(の一つ)を学べます。
こんな人におすすめ
こんな人におすすめ
・村上世彰氏を金の亡者だと思っている人
・漠然と投資を始めたいなと思っている人
・投資に否定的な人
まず、筆者を金の亡者だと思っている人におすすめしたいです。
この本を読む前は僕もちょっとだけそう思っていました(ごめんなさい)。
そう思っている人ほど目から鱗が大量に落ちると思いますし、面白いと思います。
もちろん筆者は「インサイダー取引」で有罪となっており、その部分は批判されるべきだと思います。
しかし、無条件に批判されるべきなのはその点だけであり、筆者の投資哲学やその他の行動についてはとても参考になりますし、共感できる部分もたくさんあると思います。
また、投資を漠然と始めたいと思っている方にもおすすめです。
高校生への講義をまとめた書籍なので、専門用語も極力使わない、もしくは詳しく解説しながら書かれており、とても分かりやすいです。
そして何より哲学・考え方が身につくと思いますし、いも次郎はこの部分がとても大事だと思っています。
さらに、投資に否定的な方にも是非読んでいただきたいです。
読んで投資を実際したくなるかは分かりません。
しかし投資に対する考え方が変わると思います。
こんな人にはおすすめしない
こんな人にはおすすめしない
・投資について詳しい人
・デイトレードをしたいと思っている人
高校生向けの講義内容のまとめですので、百戦錬磨の猛者投資家には物足りないかもしれません。
そして、筆者の投資スタイルは「中長期投資」なので、デイトレードの話はほぼ出てきません。
デイトレードか中長期投資かどちらのスタイルに使用か検討している人には参考になるかもしれません。
また投資関係の書籍を中心に紹介していければと思います。
That’s all !!
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