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こんにちは。
いも次郎です。
今回紹介するのはローパー・テクノロジーズ(Roper Technologies Inc, ROP)です。
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Table of Contents
企業概要
ローパー・テクノロジーズはニッチ市場向けの製品を開発・製造する複合(コングロマリット)企業です。
要は痒い所に手が届く製品をいろいろ作る会社です。
全部は挙げられませんが、例えば画像処理ソフトウェアであったり、無線技術であったり、衛星通信技術であったりと、色々やっているようなです。
ローパー・テクノロジーズはローパーさんによって19世紀後半に作られた会社で、最初はポンプや家電製品を製造していたようです。
その後さまざまな企業を買収しながら成長を続け、現在のような様々な事業分野を誇る企業になりました。
世界中で事業を展開しており、日本にも進出しています。
そんなローパー・テクノロジーズですが、データはどのようになっているのでしょうか?
データ分析
さて、まずは損益計算書を見ていきます。
損益計算書(単位:ドル)
毎年しっかり純利益を出しています。
形も比較的安定していますね。
いも次郎が好きなタイプの損益計算書です。
売上高推移(ドル)
売上高ですが、ここ数年は毎年増やしています。
しかも、なかなかな額が増えている印象です。
老舗企業ですが、この伸びはすごいですね。
営業利益率(%)
営業利益率ですが、こちらも安定の高水準です。
様々な製品を製造・販売しているにも関わらず、この営業利益率はすごいです。
やっぱりニッチ市場は儲かるって本当のようですね。
EPS(ドル/株)
一株当たりの純利益を表しているEPSですが、こちらもギザギザは描いているものの、上昇傾向と言っていいと思います。
老舗企業であってもこのようにアグレッシブに成長してる姿を見ると、まぁ勇ましい限りです。
株主還元
続いては株主還元について見ていきましょう。
まずは一株当たりの配当金(ドル)と配当利回り(%)です。
増配傾向ではあるものの、利回りは若干低めです。
下のグラフは利益のうちどれぐらい配当にお金を割いているかを表す配当性向です。
グラフからはそこそこ株主に還元していることが分かります。
ですので、今まで以上に大きく増配することはなさそうですし、株価が大暴落しない限りは配当利回りが高くなることはなさそうです。
株価の推移は次の通りです。
ぐんぐん伸びていますね。
この10年で6倍以上は伸びています。
コロナ禍でガクッと落っこちましたが、その後の急回復を見ると、コロナ禍などのイベントリスクには強そうです。
貸借対照表(単位:ドル)
次に貸借対照表を見ていきましょう。
固定資産高めですね。
製造業なので工場もいるでしょうし、まぁこの形はおかしくはないかなぁと思います。
純資産の額は増加傾向なので、株主としては評価できます。
気になるのは流動負債が増えたり減ったりしているが、総じてみると増加傾向にあること、流動資産が流動負債を超えることがあることです。
流動資産が流動負債を超えるということは、簡単に言うとすぐに用意できる現金ではすぐに返す必要がある借金を返せない状態ということです。
返せないのであればまた借りたり、すぐに儲けをだしたりすればいいので、今すぐどうこうということはないのですが、場合によっては深刻化することだってありますので、注意深く動向を見ていく必要はあるかなぁと思います。
自己資本比率(%)
自己資本比率は高水準を維持しています。
若干の上限はありますが、この辺りはさすがの老舗企業という感じがします。
ROE(%)
純資産からどれだけの利益を生んでいるか、つまりいかに効率よく利益を生んでいるかを表すROEですが、特段高くはありませんが、まずまずという感じです。
キャッシュフロー(単位:ドル)
最後にキャッシュフローを見ていきましょう。
まず、営業キャッシュフローは毎年しっかり出していますし、増加傾向ですので、この辺りは評価できそうです。
投資にもしっかり現金を使っています。
2015年と2016年は投資で大暴れしていますが、その分その後営業キャッシュフローが増えていますので、うまくお金を使っている印象です。
老舗企業ですが、攻めの姿勢をここでも感じます。
結論
データから10点満点で下記の4項目を評価します。
利益安定性 (ストレスフリー度) | 8 / 10 点 |
財務健全性 (ストレスフリー度) | 4 / 10 点 |
株主還元性 (わくわく度) | 5 / 10 点 |
成長性 (わくわく度) | 7 / 10 点 |
今回はいも次郎的にはぼちぼちの評価でした。
利益安定性については、高い利益率をキープし、売上高も営業キャッシュフローも伸びているので、高評価の8点です。
財務健全性については、自己資本比率が高めでさらに増やし続けているのですが、流動負債の傾向と流動負債が流動資産を超えることがあるのが気になるので、ちょっと辛めの4点です。
株主還元性については、増配傾向ではありますが、利回りが低いので、配当という意味ではあんまり評価できません。
しかしながら、株価は長期的には伸び続けていますから、株主に株価でしっかり還元しているといえるので、まぁ5点ですね(いも次郎は配当が好きなので、この点数は結構好みの部分が出ています)。
成長性については、投資にたっぷりお金を使っていますし、その結果が売上高や営業キャッシュフローにも表れていますので、比較的高評価の7点です。
今回はそこそこの評価でしたが、まだまだ初心者で勉強不足のいも次郎の甘々分析です。
評価を鵜呑みにせず「こういう考え方もあるんだ」ぐらいにとどめておいてくださいね。
なお、本銘柄の売買を推奨するものではありません。
読者の本ブログの情報を基にして行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
売買はあくまでご自身で判断し、自己責任でお願いいたします。
That’s all !!
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