【レンタル・クリーニング】コロナ禍を吹き飛ばせ!シンタス(CTAS)

こんにちは。
いも次郎です。

今回紹介するのはシンタス(Cintas Corporation, CTAS)です。

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企業概要

シンタスは制服のレンタルからクリーニングのサービス、フロアマットやタオル、清掃道具のレンタルなどの施設サービス、防災用品の設置や保守点検を行う企業です。

オフィスの消耗品・清掃用品レンタルサービス会社といったところでしょうか。

従業員は35,000人を超え、この業界では最大規模を誇ります。

創立は1929年で、工場で出る薬品などで汚れた布のクリーニングの事業から始まりました。

その後200社を超える企業を買収しながら成長を続け、現在のような巨大企業になったのです。

コロナ禍においてはこのようなクリーニングサービスは感染拡大を防ぐ上でもかなり需要がありそうですので、アフターコロナの世界でも生きていけそうな気がします。

そんなシンタスですが、さっそくデータを見ていきましょう。

データ分析

さて、まずは損益計算書を見ていきます。

損益計算書(単位:ドル)

毎年しっかり純利益を出していますし、形に動きが少なくとても安定しています。

特段原価が高いわけでもなく、営業費用も高いわけではなく、おかしな形をしているわけでもありません。

またコロナ禍の影響が出ているはずの2020年の5月のデータを見ても大きな動きは見られません。

時期的に影響が限定的であった可能性は排除できませんが、それでもコロナ禍には比較的強い銘柄なのではないでしょうか。

四半期決算のデータもまとめましたので載せておきます。

コロナ禍の影響がグラフに表れていますが、それでもやはりこの程度で済んでいると評価できると思います。

売上高推移(ドル)

売上高は上昇傾向です。

しかもそこそこ伸びているんじゃないでしょうか。

コロナ禍の影響も限定的であることを考えると、今後もそこそこの伸びは期待できそうです。

営業利益率(%)

営業利益率も高水準を維持しているのではないでしょうか。

安定感がいも次郎的には好きです。

EPS(ドル/株)

一株当たりの純利益を表すEPSですが、こちらもここ数年は安定しており、直近では上向いています。

投資家としては安心して見ていられそうだなぁという印象です。

株主還元

続いては株主還元について見ていきましょう。

まずは一株当たりの配当金(ドル)と配当利回り(%)です。

配当はここ数年はしっかり増配しています。

利回りは決して高いとは言えませんが、そこそこという感じでしょうか。

ただシンタスはBuyback(自社株買い)をすることでも株主還元しています。

Buyback(自社株買い)とは文字通り自社の株を買い戻すことで、市場に流通している株式数を減少させます。

流通している株数が減少すれば一株当たりの価値が相対的に高まり(つまりEPS等が高まり)、それにより株価が上昇し、キャピタルゲインにより株主に還元するという手法です。

Buybackを含めた利回りは次の通りです。

Buybackを含めるとなかなかの利回りになります。

ただ、Buybackをしても株価の推移がイケていないことがよくありますので、株価も見ていきましょう。

株価がぐんぐん伸びています。

この5年で3倍以上になっています。

この株価の推移はとても気持ちいいですね。

下のグラフは利益のうちどれぐらい配当にお金を割いているかを表す配当性向です。

そこそこ配当にお金を回していることが分かります。

投資家としてはなかなか良いデータではないでしょうか。

貸借対照表(単位:ドル)

次に貸借対照表を見ていきましょう。

まず、流動資産で流動負債を余裕で賄えますし、純資産もたっぷりあります。

いい感じですね。

レンタルサービスの会社なので、固定資産が若干多めですが、気にするほどではありませんし、財務的には安定していそうです。

自己資本比率(%)

自己資本比率は高水準を維持しています。

財務的にも十分安定しているといえそうです。

ROE(%)

自社の純資産からどれだけの利益を生んでいるか、つまりいかに効率よく利益を生んでいるかを表すROEですが、こちらも高水準です。

いも次郎的には今のところいい企業を見つけたという感じです。

キャッシュフロー(単位:ドル)

最後にキャッシュフローを見ていきましょう。

まず、毎年営業キャッシュフローがプラスなのが評価できますし、しかも、その額を増やしています。

波はありますが、投資にもしっかりお金をかけていますので、これからの伸びも期待できそうです。

結論

データから10点満点で下記の4項目を評価します。

利益安定性 (ストレスフリー度)8 / 10 点
財務健全性 (ストレスフリー度)7 / 10 点
株主還元性 (わくわく度)7 / 10 点
成長性 (わくわく度)7 / 10 点
あくまで主観なので、最終的にはご自身で評価してください

今回はなかなか良かったです。

利益安定性ですが、売上高が伸びており、営業利益率も高水準、EPSも安定していて、営業キャッシュフローも増え続けていますので、高評価の8点です。

財務健全性ですが、流動資産が流動負債を大きく上回り、自己資本比率も高水準であるため、こちらも高評価の7点を付けました。

株主還元性については、株価の推移がイケていること、増配が続いていることが高評価ですが、若干配当利回りが低めですので、それでも高評価の7点を付けました。

最後に成長性ですが、ハイテク銘柄のように爆発的に成長することはないでしょうが、売上高を伸ばしており、投資にもしっかりお金を使っているところを見ると、今後もまだまだ伸びそうな気がしますし、コロナ禍にもしっかり耐えていますので、こちらも高評価の7点を付けました。


今回は高評価でしたが、まだまだ初心者で勉強不足のいも次郎の甘々分析です。

評価を鵜呑みにせず「こういう考え方もあるんだ」ぐらいにとどめておいてくださいね。


なお、本銘柄の売買を推奨するものではありません。
読者の本ブログの情報を基にして行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
売買はあくまでご自身で判断し、自己責任でお願いいたします。


That’s all !!

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