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こんにちは。
いも次郎です。
今回紹介するのはサービスナウ(ServiceNow, NOW)です。
見るからにイケイケな感じがします。
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Table of Contents
企業概要
サービスナウは企業向けSaaSを提供するIT企業です。
SaaSとはSoftware as a Serviseの略です。
従来はソフトウェアをダウンロードしてPC上でソフトウェアを起動するという(身近なところで言うとMicrosoft Officeなど)ものが多数でした。
SaaSはインターネットを介してプロバイダ側でソフトウェアを起動する(身近なところで言うとGoogle Documentなど)というものです。
サービスナウは企業向けにAI技術を用いた業務のIT化・自動化、従業員管理、顧客管理を可能とするプラットフォームを提供しています。
日本にも進出しており、NTTやPanasonic、GREEなど、そうそうたる企業を顧客に持っているようです。
創業は2003年の比較的新しい会社です。
昨今のコロナ禍でテレワーク化が促進されていますので、こういうサービスを提供する企業は今後急成長しそうな気配です。
それではデータを見ていきましょう。
データ分析
さて、まずは損益計算書を見ていきます。
損益計算書(単位:ドル)
え??って感じですね。
2019年は純利益を出していますが、売上だけで言うと原価と費用でほとんど消えています。
それ以外の年では純損失を出しています。
っというか、営業費用どれだけかかっているんだという感じですよね。
営業費用の内訳をみてみると、開発費とマーケティング費用にほとんど費やしています。
つまり、営業費用といっても投資の側面が強そうです。
売上高推移(ドル)
売上はぐんぐん伸びていますね。
営業費用としてかなりの額を計上している研究費やマーケティング費が功を奏している感じです。
営業利益率(%)
営業利益率を見てみると、マイナスの年が続きましたが、上昇傾向なので、来年以降どのような推移を見せるのか楽しみではあります。
いも次郎的にはほかの業種であれば爆発銘柄確定でしたが、IT系であり、上昇傾向、さらに将来を見据えた費用のかけ方をしているところが見えたので、まぁイケイケのグロース株枠としては将来性はあるのかなぁと思います。
EPS(ドル/株)
EPSもまぁ、うんって感じですね。
とりあえず今のところイケイケな感じで開発やマーケティングに力を入れていますので、とりあえず売り上げの上昇が鈍化してきたら要注意というところでしょうか。
株主還元
続いては株主還元について見ていきましょう。
っと言いたいところなのですが、サービスナウは無配銘柄です。
つまり、株価の上昇をもって株主に還元するという手法です。
AmazonやTeslaなど、イケイケ企業がよくやる手法ですね。
この手法だと利益を出してその中から株主に還元ということをしなくても、大赤字にならない程度に研究開発費やマーケティング費にお金を回せるわけです。
よって無配株においては株価が何より大事です。
株価の推移を見てみましょう。
ぐんぐん伸びてます。
2015年ごろは100ドルを下回っていましたが、2020年には400ドルを上回っていますから、単純に4倍以上にはなっています。
売上はおよそ3倍になっていますから、今後も売上さえ伸び続けたら株価でのリターンは期待できそうです。
貸借対照表(単位:ドル)
次に貸借対照表を見ていきましょう。
流動資産多めですね。
流動資産と流動負債が肉薄しているところが少し気になるところです。
積極的に事業を拡大させていっているためか、流動負債が増えてきています。
イケイケな貸借対照表ですね。
自己資本比率(%)
さて、自己資本比率はまぁまぁというところでしょうか。
ちょっと波が激しいのが気になりますね。
まぁでも、業種的には今後急激に伸びそうなので、自己資本比率も高水準を維持できそうではありますが。
ROE(%)
純資産に対してどれだけ利益をあげられたかを示すROE(=純利益/自己資本)ですが、まぁ純利益が(意図的に?)低空飛行しているので、これもあんまり意味なさそうですね。
キャッシュフロー(単位:ドル)
最後にキャッシュフローを見ていきましょう。
営業キャッシュフローは毎年しっかり出していますので、やはり本業の方ではしっかりお金を生んでいるようですね。
2016年がちょっと調子が悪かったようですが、その後はしっかり利益を出し続けています。
そして、毎年しっかり投資を行っているということで、イケイケ企業ですね。
結論
データから(今日から)10点満点で下記の4項目を評価します。
利益安定性 (ストレスフリー度) | 5 / 10 点 |
財務健全性 (ストレスフリー度) | 3 / 10 点 |
株主還元性 (わくわく度) | 7 / 10 点 |
成長性 (わくわく度) | 8 / 10 点 |
いも次郎が重視しているストレスフリー度は低めですね。
つまりイケイケ銘柄です。
利益安定性は売上高を伸ばし続けているので、そこは素直に評価できますし、営業キャッシュフローをきっちり生み出しているので、まぁ大丈夫かなとは思いますが、何かあったときに急に傾きそうでちょっと怖いです。
ストレス耐性が低いいも次郎にはうーんという感じで、現状では5点です。
財務健全性も、イケイケ銘柄なので流動資本と流動負債が肉薄することもありました。
心拍数上がりそうなので、低めの3点です。
まぁ、純資産も結構ありますので、そこまで心配する必要はないのかなぁという気もしますが、、、
株主還元性は、この5年で株価を4倍以上にしたのは評価できます(っというか、すごいと思います)。
まぁしかしながら、ここ数年はIT銘柄がバブっている感もあり、やっぱり安定してご褒美が欲しいなぁという気持ちもありますし、長期的に見るとやはり株価はどう推移するか分かりませんので、ちょっと辛口で7点です。
成長性は、投資にお金を使っており、売上高も伸び、事業自体がアフターコロナにマッチしそうな事業ですので、かなり伸びそうな気がします。
なので、絵にかいたようなイケイケグロース株ですね。
いかがでしょうか。
今回はイケイケ株だったのでちょっと辛め採点でしたが、まだまだ初心者で勉強不足のいも次郎の甘々分析です。
評価を鵜呑みにせず「こういう考え方もあるんだ」ぐらいにとどめておいてくださいね。
なお、本銘柄の売買を推奨するものではありません。
読者の本ブログの情報を基にして行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
売買はあくまでご自身で判断し、自己責任でお願いいたします。
That’s all !!
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